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名古屋では娘を持つと結婚にお金がかかるので大変だと言われています。
結婚の時に近所にお菓子やお餅を撒くのはごく一部のことで、一番大変なのは花嫁道具です。
花嫁道具として箪笥を何竿も用意すると同時に電気製品も含めるとトラックを何台も雇わなければ運ぶことが出来ません。
花嫁道具は近所の人たちにお披露目するのがこの地域の風習です。
両親は花嫁道具を買いそろえるために普段は質素な生活を送る、貯金をして娘の結婚に備えます。
こうしたことは名古屋が戦国時代の有力武将であった織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のいずれもがこの付近が出身地だったこととも全く関係がないとはいえません。
また、この地域が夏非常に暑く、冬非常に寒いこととも関係しているようです。

しかしながら、最近の傾向を見ると名古屋の派手な結婚は昔の話になってしまったようです。
現在では大きな家具や電気製品を揃えても新婚でそれを家に収めることは不可能になっています。
大家族で住んでいた時代は収まっていたものが、新婚世帯のせいぜい2DK程度の部屋では家具を置いてしまったら寝るところが無くなってしまいます。
名残として残っていることはお菓子やお餅を撒く儀式です。
結婚式を挙げるカップルの要望で挙式を挙げるホテルでは物を撒くための場所を別に用意して結婚式を盛り上げる工夫をしています。
参列者も縁起が良いということで我を争って撒いたものを拾っている様子が思い浮かびます。
この傾向で一番ほっとしているのは花嫁の両親ということになります。